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ウェルビーイングな学級経営のための

ポジティブ心理学

先生や子ども、そして保護者の

幸せな人生に向けて

 

阿部隆幸著

 

四六判並製 192頁

定価1,500円+税

ISBN978-4-434-34945-6

 

ポジティブ心理学はウェルビーイングな学級経営のためにどう活用することができるのか? ポジティブ心理学による「学びのモデル(サイクル)」より、学級経営が抱える諸問題の解決策を提示する!

 

本書は、「学級経営」を理論と実践を結びつけて考えられるように「あり方(観)」「考え方(論)」「進め方(術)」「振る舞い方」という構成にしました。「あり方」は、これからの学級経営に求められる大切な視点を八つ取り上げて説明しています。「考え方」は、この八つの視点を一つに包含する考え方として本書の核になる「学びのモデル(サイクル)」を説明しています。これを用いて進める学級経営を「ウェルビーイング(になる仕組み)で教える」としました。「進め方」は、主にポジティブ心理学のエビデンスをもとに、「ウェルビーイング(になる仕組み)を教える」技法やエクササイズを紹介しています。「振る舞い方」は、私から見ていつも元気に学級経営を進めている先生へインタビューを行い、実際の現場からウェルビーイングを結びつける試みをしています。――はじめにより

 

はじめに

序章「ウェルビーイング」と「学級経営」と「ポジティブ心理学」

学級経営充実の必要性

従来からの学級経営の課題

これからの学級経営の立ち位置

現代社会からの要望

なぜ「ウェルビーイング」と「学級経営」と「ポジティブ心理学」なのか

今の教室から見つめた学級経営

今の教室から見つめたウェルビーイング

今の教室から見つめたポジティブ心理学

PERMA理論

なぜ「あり方」「考え方」「進め方」「振る舞い方」なのか

第一章 あり方(観)

クラス・マネジメントの視点から

OECDラーニング・コンパス(学びの羅針盤)2030の視点から

ラーニング・コンパス

エージェンシー

AARサイクル

ファシリテーションの視点から

「目標と学習と評価の一体化」の視点から

二十一世紀型学級経営の視点から

個人の幸福と集団の幸福の視点から

生徒指導の視点から

強み

やり抜く力(グリット)

レジリエンス

ネガティブとの付き合い方

第二章 考え方(論)

「学びのモデル」の全体の概要

心理的安全性の担保

つかむ

活動する

ふり返る

第三章 進め方(術)

ホワイトボード・ミーティング®「質問の技カード」を用いた「聴き合う」活動

「三つの良いこと」でポジティブ感情を増やす

毎朝「チャレンジ宣言」をして「前向きな心」を高める

「セイバリング」で「ポジティブ感情」を味わい、幸福感に浸る

「紙皿のワーク」を用いて強みを生かしていこうとする気持ちを育てる

「宝物ファイル(パーソナル・ポートフォリオ)」で自分も周りの人も大好きに

相互に目標を確認し評価し合う家庭学習

第四章 振る舞い方

森川先生の場合

大木先生の場合

おわりに

 


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